野村将揮 | 政策と経営と哲学のあいだ

京都/ハーバードを妻子&愛犬と散歩しながら考えたことの断章

2018-0320

 

考えてみれば当然のことだが、この歳になってなお、よくない仕方で成された自己規定が外れることがある。

 

勝てるゲームにだけ乗る、という類の合理性や打算性を嫌悪していたが、敢えて運の要素を議論しないとしたならば、少なくともその勝てる射程というのも拡がり続けている。これを自助努力の賜物だと公言する気は毛頭無いし、逆に結果論や決定論のような見地から変に俯瞰する気も無いが、少なくても嫌悪の対象たり得た心性がその実は性質的に当然に生じ得るものであったという腑落ちは大きい。

 

数年前まで想像だにしていなかった次のゲームも勝てる手応えがあり、また、その先で漸く、勝ち負けを超えた何かに向かっていける気がしている。【了】

 

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