野村将揮 | 政策と経営と哲学のあいだ

京都/ハーバードを妻子&愛犬と散歩しながら考えたことの断章

間合いと愛着

共同体や人間関係一般への間合いや愛着の取り方が個々人によって果てしなく多様であるという前提に立って具体的他者の理解に努めるといいのだろう。表現形の問題を超えて、人柄ひいては人生観の問題として。そもそもこの類のものが多様であるということ自体への無理解が蔓延している。もっとも、この無理解の程度は関係の構築・強化を大きく左右することが常ではあるので、ごく自然に淘汰されているようにも思われはするが、少なくとも共同体規範の規定や大きな意思決定においては相当に重要な基準たり得るだろう。

 

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